今シーズン前半戦最後の試合は、
ここまで19勝1敗という、
圧倒的な強さで首位を走る湘南ベルマーレ。
草津ミニキャンプを経て、真っ向勝負を挑んだ結果は、
惜しくも0-1の敗戦。
開始早々から湘南の速いプレスと、
次々に飛び出してくる選手に圧倒され、
守勢に回るザスパ。
右サイドからバイタル中央に入り込まれ、
ウェリントンにあっさり先制を許します。
その後も切り替えの素早い湘南に、
なかなか自分たちのサッカーをやらせてもらえない中、
ロビーニョ、宮崎のカウンターに活路を見出し、
何度かチャンスを迎えますが、
ゴールを割ることができず、後半へ。
1点ビハインドの状態で迎えた後半は、
一転してザスパがボールを支配し、
湘南がカウンターを狙う展開。
左サイドの瀬川の突破を生かしながら、ロビーニョが右足でファーを狙った一撃は、バーに嫌われます。
途中出場の小林がゴール正面から撃ったミドルは、
相手GKの好セーブに阻まれて、
なかなかゴールを割れません。
時折受けるカウンターは、
足元に不安を残しながらも、
内藤が抜群の反応を見せ、追加点を許しません。
結局攻勢を活かせず、
0-1のまま試合終了となりました。
しかし、首位相手に一歩も引かず、
もう少しというところまで追い詰めたザスパのサッカーに、
4,000人弱のサポーターは歓声を上げ、
最後まで声援を送り続けました。
ゴールや勝ち点を得られなくとも、
この試合はそれより大事なものを得られた気がします。
とはいえ、これでシーズン半分が終わり、
順位は18位。
プレーオフ圏内とは勝ち点9差。
満足してはいけない数字です。
この試合で金沢もベンチ入りしましたし、
復帰してきた選手を加え、
この試合のようなサッカーで、
巻き返しを図りたいところです。