2011年7月31日。
東京ドームで行われた、COMPLEXの復興チャリティーライブ。
追加公演の二日目に行ってきました。
1990年11月8日、同じドームで活動を休止した、
吉川晃司と布袋寅泰のユニット。
21年の時を経て、東日本大震災の復興への一助となるべく、
再び同じステージに立つことになりました。
中学生の頃、テレビで初めて観た二人に惹き込まれ、
以来人生の半分以上を共に歩んできた楽曲たち。
テープが擦り切れるほど観たライブビデオ。
オープニングに当時の映像が流れると、決して叶わないと思っていた、
二人揃ってのステージをこの場で、この目で見ることができる感動で、
涙が流れました。
ドーム内にセッティングされた巨大なステージの両端から、
ブラックの衣装に身を包んだ二人が歩み寄り、固い握手を交わし、
あのときと同じく、BE MY BABY からスタート。
躍動するボーカリストと舞うギタリスト。
このせめぎ合いこそがCOMPLEX。
5万人近いオーディエンスの地鳴りのような歓声が、
演奏をかき消してしまいそうな勢いでした。
次々に演奏される、想いのこもった曲たち。
あの曲も、この曲も、今自分の前で繰り広げられるパフォーマンスは、
夢の中かと思うほど。
一緒に歌い、踊り、泣き、笑い、あっという間の2時間半でした。
AFTER THE RAIN のギターソロが終盤に近づき、
もう最後かもしれないこの至福の時が終わってしまう寂しさと、
あきらめかけていた夢が叶った達成感が交錯し、
心地よい疲れと共に、再び涙が。
終演後、今回のセットリストが、
あの21年前と曲目も演奏順も同じだったと気づいたとき、
途切れていた時間が繋がったのを実感しました。